「ごはん・お米とわたし」作文図画コンクール 「ごはんの力」

ごはんの力

愛野小学校 四年
山口 櫻椛

 

 わたしは、ごはんがあまり好きではなかったので、朝ごはんはいつもパンやグラノーラ、うどんや焼きそばを食べていました。パンは、たくさんの種類があって、いろいろ選ぶことができるし、グラノーラはヨーグルトといっしょに食べると、たくさん食べることができます。また、うどんや焼きそばは、ツルツルしているので、眠たい朝でもパクパク食べることができます。だから、ごはんなんて食べなくても、元気でいられると思っていました。

 ところが、ある日朝からおなかが痛くて何も食べたくありませんでした。その日は、グラノーラの日だったので、とくに冷たいヨーグルトは食べたくありませんでした。すると、心配したお母さんが、うめのおかゆを作ってきてくれました。はじめは、お米を食べる気持ちにはならなかったけれど、一口食べるとスルっと食べることができました。温かいおかゆがおなかをあっためてくれたのか、おなかの痛みもなくなりました。気づけば、おかわりしておかゆを食べていました。わたしは、ごはんってすごいと思いました。

 次の日の朝ごはんは、おにぎりを作ってもらいました。おかずがシャケの塩焼きだったので、おにぎりと一緒にパクパク食べました。たくさん食べたからか、いつもは三時間目くらいからおなかがグーグーいうのに、その日は全然いいませんでした。

 家に帰ってからお母さんにこのことを言うと、
「ごはんには、たくさんのえいようがあって、はらもちもいいんだから、本当は朝ごはんにはお米を食べてほしいんだけどね。」
って言われました。そして、それを聞いていたお兄ちゃんからも、
「ごはんをたくさん食べて学校に行ったら、あんまりおなかがすかないよ。だから、ぼくはお米を朝ごはんに食べているんだから。」
と言われました。

 この日から、私の朝ごはんはお米になりました。たきたての白いごはんはとってもおいしくて、どうして今まで食べなかったんだろうと思いました。どんなおかずでもごはんは合うし、たまごかけごはんの時は、たくさん食べすぎることもあります。わたしは、これからもごはんをたくさん食べて元気にすごしたいです。