「ごはん・お米とわたし」作文図画コンクール 「おいしいもち米ありがとう」

おいしいもち米ありがとう

上山小学校 五年
野口 愛美

 

 私のおじいちゃんは、おか子屋さんをしています。毎日、朝早くから仕事をしています。

 おじいちゃんが作っているおか子で、諫早名物の「おこし」が、一番おいしいです。おこしには、諫早平野でとれたもち米を使っています。毎年、同じ農家さんにお願いしてもち米を作ってもらっています。

 もち米は、ふつうのお米とちがって、育てるのがとてもむずかしいそうです。そのため、ふつうのお米よりもとれる量が少ないそうです。もち米は、ふつうの米よりもせたけが伸びやすいため、たおれやすくなります。私の住んでいる諫早市は、夏から秋にかけて大雨や台風が来て風が強く、もち米がたおれないかおじいちゃんはいつも心配しています。台風が来るとわかっている時は、田んぼのことを心配しながらいつもテレビを見ています。

 もち米を作る農家の人は、出きるまで大変です。田んぼに水があるか、草は生えていないか、害虫はいないかなど、もち米を作るまで、毎日、田んぼに通っています。梅雨の大雨の時も水の管理に通い、夏の暑い日も草取りに通っている農家のおじさんを見ると本当に大変な作業だと思いました。

 秋になると、新しいもち米が出来て、私の家にも運ばれてきました。おじいちゃんと農家のおじさんは笑顔で今年の苦労話をしています。おじいちゃんは農家のおじさんに「いつもありがとう」と言っています。農家のおじさんが一生けん命に作ってくれたもち米をおじいちゃんは、おいしい「おこし」に変身されてくれます。

 おじいちゃんは、「おこし」を作り始めてから五十年以上のけい験をもつベテランです。でも、一回一回の「おこし」作りに手をぬかずに一生けん命おいしく作っています。それは、おいしいもち米を農家のおじさんが一生けん命作ってくれたから、おじいちゃんも「おこし」作りを、一生けん命作っているのだと思います。

 私は、おじいちゃんの「おこし」が大好きです。だから、農家のおじさんも大変でしょうけどがんばっておいしいもち米を作ってほしいです。