市川さん、開さん最優秀賞 JA長崎県青年大会

【青年部】長崎県農協青年部協議会とJA長崎県中央会は4日、諫早市で2019年度JA長崎県青年大会を開きました。組織活動実績発表でJA壱岐市青年部田河支部の市山裕紀さん、青年の主張発表でJAながさき県央青年部中部地区郡支部の開幸雄さんが最優秀賞に輝きました。2人は12月に福岡県で開かれる九州大会に出場します。
「T―cyc」~地域を結ぶ循環型農業~のテーマで発表した市山さんは、農業を通した島おこしを目指し、食農教育活動を続けながら循環型農業を模索。壱岐特産のカキの殻に目を付け肥料を作りました。さらに肥料を活用した生産から加工、販売まで島内で循環型農業を成し遂げたことを紹介しました。
「継承~500年後に残すために~」と題した開さんは、憧れていた父の農業を継いだが販売戦略に疑問を持ち、自ら野菜に貼るブランドシールを作製。「顧客を創造する活動」を続け、500年続く地域の伝統文化「黒丸踊り」同様、農業も途絶えさせず、地域の農業と文化を一体化させていく決意を発表しました。
同日は、(株)エヌ経営企画室室長、鳥越利雄氏を講師に招き「外国人労働者の受入に向けて」をテーマに研修しました。
大会には県内のJA青年部の盟友ら約130人が出席しました。