【JAながさき県央】諫農女子が五島に就職 

 長崎県立諫早農業高等学校の卒業を控えた動物科学科の女子生徒3人が、今年4月から離島の同県五島市富江町の(有)草野ファームにそろって就職します。3人は非農家で、同校から非農家の女子生徒が離島で就農するのは初めてのこと。
就農するのは、長崎市出身の川口紗栄さん(18)、諫早市出身の佐原亜実さん(18)と影平萌さん(18)。同校の農場実習を通して養豚業に魅せられ、同県が開いた就業就農フェアで同社に出会い、農場を見学。自然豊かな同市に関心を持ち、親元を離れて雇用就農することを決めました。
川口さんは「『養豚が私の仕事です』と胸を張って言えるように、仕事を早く覚えたい。また、五島で多くの友人を作り、五島の魅力や良さを伝えていきたい」と表明しました。佐原さんは「高校で学習したことを会社で活かし、役に立ちたい。常に勉強を続けて、養豚の新しい技術を追い求めていきたい。地域の行事にも積極的に参加して、五島での生活も楽しみたい」と意欲を見せ、影平さんは「人の命を支える大切な産業だと思っている。様々な仕事に希望を持って取り組みたい」と決意を話しました。

写真説明=今春から養豚業に携わる川口さん㊧、佐原さん㊥、影平さん㊨と草野会長