【長崎・島原雲仙】JA島原雲仙の雲仙いちご部会が悲願のイチゴの反収500万円以上を達成しました。

表彰をうけた部会員

 JA島原雲仙の雲仙いちご部会が2017年産のイチゴの販売高で、目標としていた10㌃当たり500万円以上を初めて達成しました。出荷量は、平均で10㌃当たり1万5396パック、総販売高も3億円を突破。

 同部会は、部会員31人がハウス630㌃で栽培しています。2011年に新品種「ゆめのか」を導入したことをきっかけに反収が増加し、3年後には、栽培面積、販売金額とも、それまで主力品種だった「さちのか」を逆転し、16年には「ゆめのか」の販売高が2億を超えました。

 17年産は、育苗時はたんそ病等の発生も少なく十分な苗を確保。台風や長雨で定植が遅れ活着に影響が出て出荷が停滞したものの、他の地も品薄状態だったことで、高値で取引されました。販売高は「ゆめのか」「さちのか」合わせて3億2368万円となりました。

 田中富義部会長は「念願の3億円を達成できて嬉しく思う。部会員、JA、市場に感謝し共に喜びたい」と話しました。

 7月13日に雲仙市で開いた祝賀会で優良出荷者を表彰。高収量表彰で、10㌃当たりの出荷量が部会の平均を大きく上回る2万4847パック(270㌘換算)を出荷した田浦和範さんを筆頭に、井川裕章さん、長谷川清輝さん、最高出荷奨励賞として三浦重毅さん(いずれも雲仙市吾妻町)が表彰を受けました。

 

写真説明=表彰をうけた部会員