大雲仙メロン、反収で前年比136%、実績検討会と総会を開催

【島原雲仙】JA島原雲仙大雲仙メロン部会は8月29日、南島原市内で平成30年産の実績検討会と第47回総会を開きました。総会では、土作り、排水管理などを徹底して高品質なメロンの生産を行い、所得の向上を目指そうと申し合わせました。
今年産は、部会員18人が4.33㌶で栽培。2月の低温、雪の影響で例年に比べ定植が遅れ、定植後も低温が続いたが、3月中旬から天候が安定したことで良好な着果となりました。反当たりの出荷量は前年比136%となる10㌃あたり500箱(1箱は5㌔入り)と好調。販売面では、他産地の出荷が前進したことで競合し、販売単価は前年をやや下回りました。
今年産の販売対策として、共販体制の確立・強化と出荷量の早期把握、家庭選別の徹底、検査体制の強化などを上げ、出荷の平準化と品質向上を目指します。
鶴田博士部会長は、「今年産は低温、豪雨、高温など自然災害が多く、農家は苦労したと思う。今後も、安心・安全で品質の良いメロンを生産し、JA、市場と連携して有利販売につなげていこう」とあいさつ。

写真説明=総会に出席した部会員