「ごはん・お米とわたし」作文図画コンクール 「まっ白いお米」

まっ白いお米

壱岐市立鯨伏小学校 二年
松永 宗師

 「おいしい、おかわり!」新米はあまくてとてもおいしい。
 ぼくのいえではお米を作っている。でも、いねかりの前に大雨と大風でいねがたおれてしまった。いねがたおれてきかいがつかえなかったから、みんなでかまでいねかりをすることにした。ひいおじいちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、おにいちゃん、そしてぼく。ひいおばあちゃんも、がんばるみんなのために、ごはんを作ってくれた。
 田んぼのいねはたおれて、水でびちょびちょだった。田んぼは水もたまっていて、入ると足がぬけなくなった。ひいおじいちゃんが「はだしの方がうごきやすそうだ。」と言って長ぐつをぬいだから、ぼくもまねをした。土に足を入れるとむにゅっとして「ひゃあ。」と思ったけれど、すぐに気もちよくなった。はだしになったらうごきやすくなって、ぼくはわらやどうぐをとどける手つだいをした。おばあちゃんが「そうしくんは足がかるいね。たすかるよ。」と言ってくれた。とてもうれしかった。みんなでがんばったから、いねかりはぶじにおわった。だけど、おじいちゃんが、ほしたいねを見ながら「こんなにどろでよごれたいねを、精米屋さんは精米してくれるかなぁ。」と心ぱいそうに言った。それを聞いてぼくも心ぱいになった。みんなすごくがんばったのに、たべられなかったらかなしい。
 だっこくがおわったら、精米屋さんがお米をとどけてくれた。ふくろの中を見ると、いつもと同じまっ白いお米。どろ色じゃなくてよかった。精米屋さん、精米してくれてありがとう。さっそく夜に新米をたいた。まっ白でピカピカ光っている。味もさい高。ぼくはおかわりをした。みんなもにこにこしている。
 今年もまた、田んぼでいねが大きくなっている。今年の秋もいねかりがんばるぞ!