豊作願い田祈禱祭 JAながさき県央

JAながさき県央森山支店は4月下旬、諫早市森山地区の伝統行事の田祈祷祭(たきとうさい)に参加しました。
主催は同市森山町の上井牟田地区の自治会。同地区でのコシヒカリの田植えが順調に進み、完了した後に毎年豊作を祈願してこの祭りを開催しています。
同日、自治会、地元の水稲生産者、JA職員ら約20人が熊野神社(諫早市)に集まり、神事を行いました。関係者らが「祭」の文字が大きく背中にかかれた揃いの法被を着て、太鼓や笛での力強い上井牟田浮立を奉納し、今後の農事の無事と豊作を祈願しました。
同地区自治会の前田俊彦会長は「上井牟田浮立は約300年前から有喜の早見浮立の流れを汲み、荒々しくテンポが速いのが特徴。昔は地域のお祭り五穀豊穣祈願、干ばつ時の雨乞いで夜通し氏神様に浮立奉納をした。今年も田植えが無事に済み、上井牟田浮立を奉納できた。豊作を祈りたい」と話しました。