JA島原雲仙大雲仙いんげん部会では、4月下旬から春インゲンの出荷が続いています。25年産は、2月以降天候が安定せず低温で推移した影響から、露地栽培では作付けや生育の遅れが見られました。4月に入り日中の気温が上昇したことで数量は増加傾向で推移しており、6月上旬にピークを迎える見込みです。
24年産は、春インゲン、抑制インゲンともに天候不良により出荷量は減少したものの、全国的に出荷が少なかったため単価は高水準を維持しました。年間を通して天候の影響を強く受けたことから、特に夏場の高温対策が今後の課題となっています。
5月中旬に開かれた総会と目ぞろえ会では、24年産の実績報告に加え、25年産の本格的な出荷に向けた栽培管理や出荷規格の確認を行いました。目ぞろえ会では、新たに導入を検討している品種についても紹介されました。
成末唯雄部会長は、「今年は寒さで前半は苦戦したが、温かくなってきて数量も増えてきた。水管理や摘葉などを徹底し、少しでも多く出荷できるよう努力していきたい」と話しています。