第44回「ごはん・お米とわたし」作文図画コンクール 『力のみなもと』

「力のみなもと」

長崎市立高尾小学校 二年
黒川 芯吏

  「今日は、ばばっぱー何のはいっとった?」おかあさんがいつも木曜日のれんしゅうのあとにぼくにききます。今ぼくはバドミントンにむちゅうです。木曜日と日曜に小学校でれんしゅうしています。木曜日は、そのまま学校から体育館に行って夜八時までれんしゅうです。だから、夕がた四時ごろおばあちゃんががくどうにぼくのしょうぶめしをもってきてくれます。
   それはおにぎりです。いつも今日はなんのおにぎりかなとたのしみです。六時ごろばばからもらったタッパーをあけてみます。ぼくは「ばばっぱー」とよんでいます。「ばばっぱー」にはいつもばばの手でにぎられた、かどのまあるいさんかくのおにぎりが入っています。おにぎりのぐがいつもかわるのでわくわくします。しゃけうめぼしが、多いです。たまごやき、からあげが入っているときもあります。ぼくがてりやき風の肉もすきだといったら、おにぎりの中に入れてくれました。とてもおいしくて、もりもりたべていると、力がでます。そのおかげで、しあいではじめてかつことができました。ばばの口ぐせは「日本人ならお米やろが!」です。
   しごとでいそがしいのにまい週木曜日にきてくれるのでばばと、週に一どは会うことができるのもうれしいです。
   「ばばっぱー」はいえにたくさんたまります。かえしに行くときにぼくもついて行っておれいをいいます。おにぎりは人と人をつなぐんだなあと思いました。そしてさいきんうれしいことがありました。しんちょうがクラスでうしろから二ばん目になったのです。もしかしたらまい週たべているばばのおにぎりのおかげかもしれません。ばばのおにぎりにはふしぎな力があります。お米とかぞくのたすけがぼくをつよくしてくれます。これからもおにぎりたべてもっとつよくなりたいです。