入選「しっかりごはんを食べるぞ」

「しっかりごはんを食べるぞ」

壱岐市立盈科小学校 3年

 古里 律樹

まっ白で、湯気がふわふわと上がっているごはん。その周りには、いろいろな色のおかず。それを見て、ぼくは、

「おいしそうだ。さぁ、食べるぞ。」

と、つぶやきました。

ごはんとおかずがペアになって、最強のエネルギーを生み出します。

ぼくは、ごはんを食べることで、そのエネルギーをもらって、毎日がんばれます。

でも、本当のことを言うと、ぼくは、ごはんがちょっと苦手です。それは、あまり味を感じないからです。

そんなぼくですが、ごはんについて、先生と話している時に、ごはんはしっかりかむと甘くなり、おいしくなること、それと何回もかむうちに栄ようもましてくることを聞きました。

そのお話を聞いて、やってみると、たしかに甘く感じました。きっと栄ようもましたと思い、次からもしっかりかんで食べようと思いました。

ここで、もう一つ考えたことがあります。

それは、どうして、ごはんが食べる人にエネルギーを与えるのかということです。

もちろんお米自体がもつエネルギーがあるとは思いますが、ぼくは、そこに、お米を作る人たちのがんばりが加わっていると思います。調べてみると、米という字は、八と十と八の文字から出来ていて、お米を作るには、八十八もの手間がかかることから、この字がつけられたといわれているそうです。

それぐらい大へんな作業をして出来るのがお米なのです。お米には、やっぱり、作っている人のがんばりがふくまれていて、それを食べることで、ぼくも、そのがんばりをもらっているのだと思いました。

「よし、今日からも、しっかりごはんを食べるぞ。」ぼくは、心に決めました。