入選「米を作るおじいちゃんから教わったこと」

「米を作るおじいちゃんから教わったこと」

壱岐市立盈科小学校 4年

 愛合 一平

つやつやして、ピカピカ光っている。あったかそうな湯気がフワフワあがっている。

ぼくのおうちの晩ごはんは、いつもこのような感じだ。そのごはんを見て、ぼくは、早く食べたいなと、つよく思っている。

また、ぼくは、バレーボールを習っている。バレーの練習は、きついけど、休まないで、がんばっている。

練習の後の楽しみは、ごはんを食べることだ。かんとくをしているお父さんは、ぼくに

「一平、ごはんは、しっかり食べろよ。」

と、よく言う。だけど、お父さんに言われなくても、食べようという気持ちになる。それが、ぼくにとってのごはんだ。

ここで、ぼくは、どうして、ごはんは、こんなにおいしいんだろうと考えた。そして、ぼくなりの答えを見つけた。その答えとは、お米を作っている人が、一生けん命がんばって作っているからということだ。

ぼくは、おじいちゃんのことを思いだした。

ぼくのおじいちゃんは、大村に住んでいて、お米を作っている。おじいちゃんが作ったお米が、よくとどく。そのお米は、とてもおいしい。

前、おじいちゃんの田んぼに行ったことがある。広い田んぼで、おじいちゃんが機かいを上手に動かして、苗を植えていく。広い田んぼが、あっという間に、きれいな緑色にかわっていく。しかも、植えられた苗は、きれいな直線になっている。

また、田んぼの水がきれいかどうか、タニシなどがたくさんいないか、イネが病気になっていないかなど、おじいちゃんは、よく田んぼを見に行っている。イネがぶじに育つように、毎日、おじいちゃんは、見回りに行っているのだ。

ぼくは、おじいちゃんに聞いたことは、ないけど、きっときついだろうと思う。それは、おじいちゃんが田んぼに行って帰ってきた時は、いつも汗だくになっているからだ。

そんなにきつい米作りを、なぜがんばれるのかを、おじいちゃんに聞いてみた。

おじいちゃんは、

「みんなに、おいしいお米の味を知ってもらいたいからだよ。」

と、教えてくれた。

おじいちゃんの言葉を聞いて、ぼくは、作る人の気持ちが、お米をおいしくしているんだ。と、思った。

ぼくのおうちのごはんは、おいしい。これもこのお米を作った人の気持ちが伝わっておいしいんだと思った。

これからも、ぼくは、ごはんを残さず、おいしく食べて、いこうと思う。作った人の気持ちをわすれずに、かんしゃしながら、おいしく食べて、いこうと思う。