JAながさき西海とミカン生産者の若手組織「味っ子研究会」4人は、6月17日に長崎短期大学の商品開発の授業に加わり、地域共生学科食物栄養コース学生6人とのグループディスカッションをおこないました。
これは、同JAが令和5年度より始めた長崎短期大学の学生を対象とした体験型広報活動の一環で、次世代を社会人、消費者として支えていく大学生に対し、地元の農業や生産者と接する機会を設けることで食・農業・JAを理解してもらい、地元農産物の消費行動の醸成を図るとともに情報発信の促進を目的としています。
令和6年度は、収穫体験に加え、みかんを使用したレシピ・商品開発をテーマにグループディスカッションを実施。今年度は商品開発を進めていきます。
今回参加した学生の中で昨年度の参加者は1人ではあったが、同研究会の「実現可能不可能に限らず、どんどんアイデアを出していこう」との言葉に安心して沢山のアイデアを出しあいました。学生の希望でスイーツ3種類と生活用品1種類を進めることに決定。同研究会は、冷凍果汁の提供をおこないます。
今後は、学生がレシピの作成と試作をおこない、同研究会が試食やアドバイスをおこなう役割を担います。試作品を10月におこなわれる長崎短期大学の学園祭で販売し、販売数が多かったものの商品化を検討していきます。また、JAや地域イベントへの出展をJAと同研究会がサポートしていきます。
同研究会の太田裕樹会長は「一昨年から始めた収穫体験から今回の商品開発に結び付き、とても嬉しく思っている。この商品化が進むことでミカン生産者の若手の栽培および品質向上に対する意欲が高まることも期待している」と話しました。