JA島原雲仙東部基幹営農センター管内で、昨年10月から始まったスナップエンドウの出荷が順調に続いています。栽培者数は昨年と同じながら個々の栽培面積が増え、346㌃(前年比108㌫)に作付けしています。
同センターは昨年11月に開いた目揃会で、「販売高1億円を目指そう」と農家に呼びかけていました。外食需要の低迷などもあり販売単価は伸び悩みましたが、出荷量は前年比110㌫と健闘しました。3月上旬の販売高は前年比108㌫で推移しています。
南島原市布津町貝崎の増永秀利さん(62)は8㌃で栽培。施設中晩柑、施設桃を中心に栽培し、一部のハウスをスナップエンドウに転換しました。 暖冬は増永さんのハウスにも影響し、「年内は例年の3割増しの出荷量がありました。収穫量を調整しながら樹勢を落ち着かせ、現在は例年並みに戻りました」と話しました。1日あたり段ボール50箱(1箱1㌔入り)を出荷しています。出荷調整については、「病害果を見逃さないよう注意しています。選別を徹底し品質のよいものを出荷したいです」と話しています。
同センターは、「今後は、温・湿度とも高くなるので、換気を十分に行ってほしいです。病害虫の早期防除と、肥培管理を行ってほしいです」と話しています。