壱岐 春カボチャ 排水対策を徹底

JA壱岐市かぼちゃ部会は、5月中旬に芦辺町の営農センター前で先月に続き2回目となる2021年産春カボチャ現地検討会を実施しました。

栽培品種はくり将軍、プリメラクイーン、えびすで、生産者83人が総面積15.0㌶で栽培。

検討会では同JA農産園芸課の浦川将文指導員が説明。本年産の生産状況は、定植を終えた3月下旬から4月まで昨年に比べて暖かく、定期的な降雨もあり、生育は順調です。強風による欠株や茎葉の傷みについても大きな被害は見られていません。

カボチャは6月中下旬あたりから収穫が始まり、その後の風乾を経て集荷が行われる見通しです。今後、気温が高くなり梅雨を迎えることから、排水対策と病害虫駆除の徹底を促しました。

この後、前回検討会で訪れた石田町の「農事組合法人 五月」代表理事 松村春幸さんのほ場を参加者で視察。前回からどこまで生育しているかを確認しました。

浦川指導員は「今年は梅雨入りが早いことから、排水路・溝などを整備し排水対策をしっかり行っていただきたい。高温多湿な気候になることから病害虫が発生しやすい環境となるので、病害虫防除についても徹底していく」と収穫に向けて注意を行いました。