JA島原雲仙西部基幹営農センター管内で6月上旬から、夏秋ナスの出荷が始まっています。
ナスの生育に必要な降雨量、日照時間に恵まれ生育は良好。農家は梅雨の晴れ間を使いながら、ほ場の管理に汗を流しています。
夏場の収入源になることや手間はかかるが軽量で扱いやすいと、高齢の農家にも人気があります。今年産は、農家10人で78㌃に作付けしました。10月いっぱいまでに、約25㌧の出荷を見込んでいます。
雲仙市吾妻町の荒平哲実さんは4月中旬に定植し、8㌃で栽培しています。ほ場では、長さ10数㌢の大きさまで果実が成長し収穫間近となっていました。「今週末から収穫を始める予定。順調に生育し品質も良好。出荷終わりまで品質の良いナスを出荷したい」と話しました。
同JA総合集荷場で全量共同選果を行い、広島県や長崎県内の市場へ出荷します。
同センターの田中慶輔営農指導員は、「梅雨後半からの根痛みと病害虫対策指導を徹底したい。出荷ピーク時は台風シーズンと重なるので暴風対策も注意していきたい」と話しました。