まもなく登場!「ひとりじめBONBON」

JA島原雲仙国見地区営農センターは7月上旬、まもなく出荷が始まる黒小玉スイカ「ひとりじめBONBON」の出荷目ぞろえ会を開きました。収穫・調整時の注意事項や箱詰め方法などについて確認し、高品質なスイカを出荷しようと申し合わせました。

「ひとりじめBONBON」は、重さが2㌔程度の小玉スイカで、果皮は黒に近い濃い緑色をしています。果肉がしっかりしていて、シャリシャリとした食感と、食味が良いのが特徴。

生産者の多くが国見地区で、他地区が少ないため合同で目ぞろえ会をしてはどうかと意見があり、今回は島原から瑞穂までの北部地区で行いました。

地田修部会長は「厳しい販売環境ではあるが、家庭選別を徹底し、品質の良いスイカを出荷し有利販売につなげたい」とあいさつ。

今年産は5月7日から定植が始まり、6月4日までの5回に分けて定植を行いました。早めの梅雨入りとなりましたが、交配時期も雨の影響をほとんど受けず順調な生育です。8月中旬までに約1万500ケースの出荷を計画しています。

同センターの金山竜之介職員は、「収穫前に営農指導員による糖度検査を実施する。収穫は午前中に行い、完熟品を収穫する。黒小玉スイカの特徴である、果皮の美しさとツヤを出すため玉拭きを徹底する」と、収穫および調整時の注意事項について説明しました。

前田康文センター長は、「梅雨明け後は酷暑が予想されるので、栽培管理を注意し、良い品物を最後まで出荷してほしい」と話しました。