JA島原雲仙は12月中旬、資材店舗のJAグリーン国見店内に農産物直売所「JAくにみ直売所」を開店しました。両店舗を併設した営業形態は同JAでは初めての試み。交通量の多い同店と直売所を一体化することで、集客と売り上げ増を期待します。
直売所はもともと同グリーン店から車で10分ほど離れた場所にあり、地元住民らが利用していましたが、場所が分かりにくく遠方からの集客が見込めませんでした。グリーン店は、島原半島を周回する雲仙グリーン道路の道沿いにあり、これまでも肥料や農薬、生活資材を買い求める客が多く来店していました。
JAくにみ直売所の会員は雲仙市内の農家40人で構成。主に、イチゴ、八斗木ネギ、ダイコンなど約20種類の野菜に花、海産物や菓子類などを出荷。買い物客は、「近くに直売所ができてよかった。農業資材を買いにきたついでに買えるので便利」などと話しました。
同JA国見支店の柴崎博文支店長は、「国見地区は野菜の産地である。この直売所が生産者と消費者の懸け橋となるよう頑張る。安心・安全な野菜の直売所を多くの方に利用してほしい」と話しました。