【JA島原雲仙】10月初旬から2018年度産ブロッコリーの出荷を始めているJA島原雲仙の雲仙ブロッコリー部会は10月23日、雲仙市内で「平成30年度産雲仙ブロッコリー部会秋冬出荷協議会」を開きました。販売額7億円の大台を目指しています。
同組合の収穫したブロッコリーは全て同JAの総合集荷場で共同選果しています。低温流通施設を活用し、ブロッコリーを氷詰めして出荷します。10月から2月までの秋冬取りで出荷量780㌧(前年比157%)、販売高4億4070万円(同157%)を目標にしています。3月以降に出荷する春取りを含めると、出荷量1550㌧、販売高7億円の大台に乗せる計画です。
同部会は本多幸成部会長ら部会員51人。雲仙市吾妻町および愛野町で155㌶を栽培しています。今期は、8月の定植時期に高温と干ばつで例年に比べ定植を遅らせるなどして対策を行いました。
西部基幹営農センターの田中慶輔営農指導員には「今期は過去数年の中でも、最も病気の発生が少ない。また、秋冬作では多くの試験品種を作付けしており結果も良好。期待できる年になるのではないか」と話しました。
本多部会長は「今年度は、平成30年度「ながさき農林業大賞」に当部会が選ばれた。初心を忘れず、これからも高品質のブロッコリー生産のため頑張っていこう」と述べました。
写真説明=ブロッコリーを氷詰めして出荷