金賞に井上義見さん(大村支部)第17回JAながさき県央肉牛枝肉共励会

【ながさき県央】JAながさき県央は11月30日、佐世保食肉センター㈱で第17回肉牛枝肉共励会を開きました。最高位の金賞(長崎県知事賞)に大村支部の井上義見さんの出品牛が輝きました。井上さんは「牛の能力が良く出たおかげで、金賞を受賞できた。今後も牛がコンスタントにエサを食べるように努めたい」と喜びを語った。
共励会には、51頭が出品。BMS(脂肪交雑基準値)が平均7.2、上物率は90.2%を記録するレベルの高い共励会となった。総評で(公社)日本食肉格付協会佐世保事業所の石原英樹所長は「肉質全般に良好なものが多く、仕上がりの良い状態の牛が揃っている」と評価。
金賞に選ばれた井上さんの出品牛は、父「直太郎」、母の父「安福久」、母の祖父「平茂勝」の去勢牛で枝肉重量535.4㌔、ロース芯面積94㌢、BMSナンバー12で、ロース芯からバラにかけて、よりサシの入りが素晴らしい点が評価を受け、枝肉㌔単価4200円で取引されました。
JAながさき県央の辻田勇次組合長は「他の産地に負けないよう、消費者に好まれる牛づくりに努めよう。『長崎和牛=ながさき県央』となるように、それぞれの目標を持ちながら研さんしていただきたい」と挨拶しました。
その他の入賞者は次の通り。(カッコ内は支部名)
▽銀賞1席=久保吉一(東彼杵)同2席=横山誠(川棚)
▽銅賞1席=音辻敏之(東彼杵)同2席=長與和則(波佐見)
▽特別賞(増加額賞)=高尾靖(波佐見)
▽団体賞=大村支部

写真説明=金賞に輝いた井上さん(中央)と、入賞者