【JAながさき県央 】 好調スタート春アスパラ選果

好調なスタートを切った春芽アスパラガスを選別する作業員(南部アスパラガス選果場)

県内一の生産量を誇るJAながさき県央管内で、春アスパラガスの選果が始まっています。2月7日には諫早市小長井町の南部アスパラガス選果場で、265キロを選別し、関東、大阪、徳島、長崎県内に向けて出荷しました。本格化するのは2月下旬から。2月6日には東彼杵郡川棚町の北部アスパラガス選果場も稼働し、3月中旬のピーク時には日量3トンを選果し、5月までに213トン(前年比100%)を選果する計画です。

2017年産は、秋以降に気温の低下が進まなかったことで、親茎の黄化が遅れ、十分な養分転流が心配されたものの、12月からの冷え込みで親茎の色づきは順調。例年並みの出荷となっています。
南部アスパラガス選果場では7日、生産者15人が収穫したアスパラガスを、選果作業員が選別機などで品質、階級ごとに箱詰めしました。現在は、太物率(L階級以上、18グラム以上)80%以上で順調なスタートを切っています。
諫早市小長井町の23アールのハウスで栽培している鶴田利彦さんは「今年産の出だしは前年並み。11年目のアスパラガスで、2月の天候も心配ですが、今後は肥培管理に力を入れ出荷量を維持していきたい」と意欲を見せました。
生産者は、ハウス内温度を確保し、地温を上昇させるとともに、こまめなかん水で湿度の確保を行い、本格的な出荷に備えています。

写真説明=好調なスタートを切った春芽アスパラガスを選別する作業員(南部アスパラガス選果場)