JA島原雲仙島原市にんじん部会は3月下旬、島原地区営農センターで25年産春ニンジンの検見を行いました。部会員、島原振興局、全農ながさき、取引市場の関係者らが出席し、各圃場から採取した春ニンジンの生育状況を確認しました。
25年産の共販面積は83.5ヘクタール(前年比114%)と増加し、播種(はしゅ)は10月下旬から開始。昨年産に比べて播種日の偏りは少なく、3月上旬までに各月分散して行いました。天候は乾燥傾向で推移したものの、寒さの影響により葉の生長が抑えられ、その分の栄養が身に回ったことで生育は順調に進んでいます。
同JA島原地区営農センターでは、4月1日に受け入れを開始し、4月5日から順次選果機による共選が始まりました。4月中旬には本格的な出荷に入り、ピーク時には日量50~60トンほどを見込み、主に関西、中国地方へ出荷されます。
林田幸市部会長は、「今年は良いニンジンができている。これからも管理はしっかり行って、良いニンジンを市場へ出荷していこう」と話しました。