JA長崎せいひは4月16日、佐世保市千尽町の佐世保食肉センターで第19回「長崎和牛」枝肉共励会を開きました。全出品牛が肉質等級4以上の上物率100%の大会の中で岳下肇さんが金賞を獲得。
同JA管内の生産者13人が去勢牛41頭、雌9頭を出品し、金賞1点、銀賞1点、銅賞3点を選びました。全体成績は平均枝肉重量が527.6キロ(前年529.8キロ)、平均BMS(脂肪交雑)ナンバー10.7(同10.3)、平均ロース芯面積84.9平方センチ、バラの厚さ9.7センチ(同8.9センチ)、格付けは5等級が46頭、4等級が4頭で、前年の共励会と比べ枝肉重量は減少したものの、ロース芯やバラを構成する筋力に張りのある枝肉が多くみられました。
金賞を受賞した岳下さんの出品牛は、枝肉重量574.7キロ、ロース芯面積109平方センチ、バラの厚さ12センチでA5等級、BMSナンバー12と最高ランク。「バラの厚さについては本共励会のトップ。枝肉を構成する各筋肉に張りがあり、脂肪付着も適度で肉量豊かなボリュームのある枝肉」と講評を受けました。
入賞者は次の通り。▽金賞=岳下肇、銀賞=前田博孝、銅賞=㈱中村畜産、平嶋初美、岳下肇