【ながさき県央】JAながさき県央みかん部会の20代から40代の若手農業者が中心となって活動する「はなまる研究会」は5月28日、通常総会を同JA大村中央支店で開きました。会員、JA職員、関係機関から35人が参加。例年行われている圃場(ほじょう)視察研修会や栽培講習会などに加えて、今年は「市場視察」を新たに実施することを決めました。
同研究会は2010年に発足し、現在39人が在籍しています。生産技術向上による高位平準化を推進し、会員の経営安定を図ることを目的としています。各会員は、県央振興局より毎年配布される成績表(単収、糖度などを記載)をもとに目標を設定し、より高品質なミカン作りを目指しています。上野雅也会長(44)は「市場への安定供給を目指し、会員一丸となって頑張ろう」と力強くあいさつしました。
近年は若手農業者の不足と高齢化が全国的に深刻化し、それに伴いミカンの生産面積や生産者数が減少しつつあります。
同研究会では解決の糸口として若手農業者の育成を目的に視察研修や販促活動(同部会主催)に参加し、知識向上や生産規模拡大を図っています。今後は地元での販促活動や新規会員の勧誘などを行いながら、ミカン業界の活性化につなげていきたいと意気込んでいます。