JA壱岐市農産加工部会の湯ノ本農産加工組合が地場産原料にこだわった焼肉のたれを製造・販売しています。1990年に壱岐の特産品を開発しようと5人の主婦が農業改良普及センターとJAの指導を受けて設立、今年で35年目を迎えます。壱岐産の原料にこだわり、保存料を一切使用していない安全・安心のたれとして大人気。
現在は3人で主力商品である焼肉のたれのほか玉ねぎドレッシング、ニンニクパウダー、イチゴジャムを製造しています。
焼肉のたれは壱岐産のタマネギ、ニンニク、イチゴ、生姜、唐辛子、味噌のほかりんごやバナナなど果物をミキサーで細かくし、これに県産ミカンジュース、水飴、ゴマ、醤油やみりんなど調味料を加えて大釜で20分間焚き上げて完成。容器に充填して約100本分の商品が出来上がります。
組合長の松永サツキさん(84)は「煮込み時の火加減や分量など長年の経験で培った知識がないと味が均一にならず微妙に変わってくる」と神経をとがらせています。買物客やたれを仕入れている県内外の飲食店からは「壱岐産原料で作る自然の風味が肉の旨味を引き立てて美味しい」と好評でリピーターが絶えません。
焼肉のたれは甘口と辛口があり価格は350㌘入りで570円(税込)。同JAのアグリプラザ四季菜館で販売しています。