JAながさき西海平戸地区で2017年産ゴーヤの出荷が始まりました。同地区では、17人の生産者が約1ヘクタールで栽培を手掛けています。
そのうちイチゴの後作栽培が3~4割を占め、イチゴ出荷が終了した6月以降の夏場の収入源になっています。ハウスは6月中旬から7月上旬、露地は7月下旬から8月に出荷最盛期を迎え、大阪市場を中心にハウス・露地合わせて25トンの出荷を計画しています。
栽培しているのは、ツヤツヤした濃緑色とボリューム感が特徴の品種「えらぶ」で、今年産は渇水の影響が心配されたがほぼ順調な仕上がりで奇形果の発生も少ないそうです。良質な同地区のゴーヤは市場からの評価も高く、これから需要も増える見込みです。
本格出荷を前に目揃えを行い、出荷規格などを確認しました。鮮度を重視して適期・早朝収穫に努めることや高温期の黄変果混入防止のため選別を徹底することを申し合わせました。
8年ほど前からイチゴの後作でゴーヤを栽培する栗林繁さんは「5月から7月のイチゴの育苗期の収入源としてゴーヤ栽培に取り組み、少しでも多く収量を上げられるよう管理に努めている。この時期はゴーヤの単価も安定しているので、今後も後作栽培で夏場の収入を確保していきたい」と話しました。
写真説明=ゴーヤを収穫する栗林さん