大村市野田町で温州ミカンを栽培するJAながさき県央みかん部会の野田真吾さんは、自身が開発したオリジナルストレートミカンジュース「其ノ蜜柑(そのみかん)100」を県内で販売を始めて今年2月で丸2年。知名度も徐々に上がり軌道に乗っています。
糖度が高い圃場(ほじょう)から収穫した規格外品が原料。「無添加」「濃縮還元無し」にこだわり、温州ミカン本来の味や甘みが好評。商品ラベルは、和紙を使うことで高級感を演出。挿絵のミカンは切り抜きになっており、ジュースの色で「ミカンの色」を表現しています。
JAながさき県央産の温州ミカンは、主に関東や東北方面に出荷。県内流通が少なく、規格外品は糖度の高低に関わらずひとくくりにされてしまうのが実状だ。野田さんは「県内の多くの人に、県央産の温州ミカンを味わってもらいたい」と奮起。地元企業と検討を重ね、2019年2月に「其ノ蜜柑100」が完成した。
野田さんは「ミカンのおいしさがそのまま表れ、同時に自分の栽培技術も重要になる。イベントや口コミなどを通じて、『其ノ蜜柑100』を買う人が増えてくれたら嬉しい」と話しています。
現在、大村市と長崎市の一部で販売。贈答品としても取り扱っています。