廃プラ回収 環境に優しく

JA壱岐市などで組織する壱岐市廃プラ協議会は1月18日、19日の2日間、芦辺町の同JA多目的集荷場で農家から出る農業用廃棄ビニール類の回収作業を行いました。
農業を営む上でビニールハウスや肥料、牧草ラップなどプラスチックが使用されている資材は必要不可欠。一方でそれらを焼却した際のダイオキシンやCO2の発生や、不法投棄による環境への深刻な影響が懸念されており適切な処理が求められています。

JA壱岐市では、環境に配慮した営農活動の促進と適正な回収・処理を推進するため、毎年実施しています。
同JAと市の職員約40人が作業にあたり、2日間で約49㌧回収しました。5月に作業を行った際には2日間で約19㌧の回収でしたが、今回は約2・5倍に増加しました。
量が大きく増加した要因について同JA農産園芸課の藤江武宏係長は「例年秋期に実施していた回収作業が年明けにずれ込んだ事と、夏に発生した大型台風によって島内のビニールハウス施設が大きな打撃を受けた事が影響している」と話しています。