「若ごぼう」出荷 品質もバッチリ


JA島原雲仙有明地区営農センター管内で、葉ゴボウの出荷が始まっています。3月上旬までに、約3000箱(1箱8㌔入り)を出荷する計画です。
葉ゴボウは、根は短く見た目はフキに似ていて、根の部分だけでなく葉や茎も食用にする野菜。「若ごぼう」の呼び名で主に大阪を中心とする関西方面で親しまれています。
同センター管内では40年ほど前から栽培が始まり、現在は「越前白軸矢」という品種を作付けしています。今年産はハウス112㌃で、10月上旬から11月上旬にかけて播種(はしゅ)を行った。乾燥や冷え込みなど気象が安定せず生育が心配されたが、例年通りに仕上がり、1月上旬から収穫を始めました。
収穫後は400㌘に計量して袋詰めし、さらに20袋を1箱として箱詰めするなどの調整を行い、同センターへ出荷。センターは検査後、1日あたり50~60箱を関西の市場を中心に出荷しています。
センター職員は1月20日、島原市有明町内のハウスを巡回し生育状況を確認。「草丈も30~50㌢程度まで伸び順調に生育している。2月以降はハウス内の気温が上昇してくるので、換気等にも注意し、品質の良い葉ゴボウを出荷していきたい」と話しています。