JA島原雲仙東部基幹営農センター管内で、イチゴの2番果の出荷が始まっています。同JA東部いちご部会が、4年連続20億円超えと、同部会初となる22億円突破を目標に出荷を続けています。
今年度産の作付け割合は、「ゆめのか」28・49㌶、「恋みのり」9・27㌶などで、その他も含めた全体の面積は38・9㌶(前年比98%。「ゆめのか」を主体に、新品種「恋みのり」への品種転換も視野に入れています。「安全・安心・新鮮いちご」を合い言葉に安定生産、安定出荷に努めています。
今年度産は、昨年6月から7月の育苗期に雨日が多かったことで、苗の充実不足がみられ小苗傾向となりました。台風などにより定植が遅れた圃場(ほじょう)もありましたが、定植後は順調に生育。1番果の出荷が始まった昨年11月上旬以降は、低温の影響もあって出荷量が伸びませんでしたが、1月下旬になり例年並みまで回復してきました。
南島原市西有家町にある集荷場では27日、農家が持ち込んだイチゴの検査が行われていました。同センター営農指導課の森塚祐輝主任は「現在は昨年のような出荷の山谷はなく、玉太りも良好で順調な出荷と言える」と話しています。