こだわりのイチゴジャム出荷シーズン

雲仙市吾妻町の吾妻農産加工組合に、イチゴジャムのシーズンがやって来ました。製造開始から数えて40年目。2012年からは、カステラ製造販売の老舗、文明堂総本店(長崎市)の菓子「カステラ巻いちご」の原料としても出荷しています。

原料のイチゴはJA島原雲仙総合集荷場や地元の農家から、青果用の「ゆめのか」「恋みのり」などを仕入れています。ヘタなどを取り水洗いしたあと、専用の大釜で1時間ほど煮込んで仕上げます。イチゴの形を残して仕上げるブレザーブスタイルで、イチゴ以外の材料は国産のグラニュー糖と近隣の町で栽培されたレモンのみ。添加物は使っていません。

昔ながらの製法にこだわって製造していることや、品質、風味、食味などが認められ、同店との取引が始まりました。当初は100㌔程度だった注文も次第に増え、今年は4倍の約400㌔出荷する計画です。

同加工場全体では今年、約2・3㌧(1瓶280㌘換算で約8000本)を加工。加工場横の直売所で1個540円(280㌘入り瓶/税込)で販売するほか、町内外のスーパー、同JAの直売所にも卸しています。電話注文で、地方発送も行っています。

問い合わせは農事組合法人吾妻農産加工組合/雲仙市吾妻町牛口名440ー1/電話0957(38)6008。