壱岐の小菊目ぞろい会

JA壱岐市花き部会小菊専門部会は4月下旬、芦辺町の同JA多目的集荷場で「2021年産5・6月小菊出荷目ぞろい会」を開きました。

本年産は生産者40人が約800㌃で栽培。20年産はコロナ禍において価格の低下が懸念されていましたが、一本当たり39円(19年産34円/一本)と高値で取引されました。

目ぞろい会では同JA農産園芸課の松嶋優斗指導員が出荷の際の荷姿や注意事項、収穫から出荷までの留意事項について説明。

松嶋指導員は「今年は病害虫の発生が散見されるので、定期防除・栽培管理に努めていただきたい。現在でも市場から引き合いがあるので、連携を強化し有利販売に努める」と意欲を述べました。

その後、壱岐振興局農業振興普及課の山口克正専門幹が昨年10月の親株管理講習会で実施したアンケート結果について報告。データは現状から5年後、10年後を目安で統計されており、部会の課題として高齢化対策と栽培面積確保のための新規就農者の確保が必要と指摘しました。

閉会のあいさつで農産園芸課の藤江武宏係長は「本年度新たな営農振興計画を策定し、10年後の生産販売高100億円を目指していく。小菊部会にも一翼を担っていただきたい」と述べました。