春カボチャ 栽培管理を徹底!

JA壱岐市かぼちゃ部会は4月下旬、芦辺町の営農センター前で2021年産春カボチャ現地検討会を開きました。

本年産は生産者81人が約14・9㌶で、3品種を栽培しています。

検討会では同JA農産園芸課の浦川将文指導員が生産概況や今後の栽培管理について指導を行いました。

本年はほとんどのほ場で適期のは種、定植が完了。昨年に比べ4月の気温が暖かく、定期的な降雨もあり、生育は順調ですが、4月上旬の強風による欠株と茎葉の傷みが散見されています。

栽培管理については、初期生育を促進させるためトンネル被覆の徹底や、倒伏・根扱ぎ防止のための事前事後の対策について説明し、適時の病害虫防除についても注意を促しました。

その後、集まった生産者は石田町の「農事組合法人 五月(代表理事 松村春幸さん)」のほ場を視察。 浦川指導員は「今後生育初期から玉肥大期にかけてのかん水の徹底と梅雨を迎える前の排水対策が重要になる。また例年、強風被害による収量の不安定さが目立っているので事前対策を呼びかけ、安定した集荷につなげたい」と今年産への意気込みを話しました。