「トンネルメーク」産地化を目指す

諫早市飯盛町には、露地栽培より出荷時期が1ヵ月程度早いトンネル栽培のメークインがあります。JAながさき県央ばれいしょ部会では通称「トンネルメーク」と呼び、2018年産から本格的に栽培。通常のメークインは5月中旬から収穫ですが、4月中旬から収穫が始まります。時期を早めることで他産地とずらして出荷でき、早期の売り場確保による「産地PR」や「高単価販売」に期待できます。19日までに約3㌧、福岡方面に出荷。

「トンネルメーク」は部会員240人のうち17人で1・5㌶を栽培しており、今年で4年目を迎えます。

市場からの要望で17年産から試験栽培し、高い大玉比率が決定打となり導入に至りました。作付毎にパイプの取り付けやビニール被覆などの作業を必要としますが、部会員は産地化のため懸命に取り組んでいます。

20日、上原秀樹さんは同町のほ場5㌃で「トンネルメーク」を収穫。今年産は3月に気温が上がり、霜が少なかったことで順調に生育したといいます。

上原さんは「大変な作業は多いが、他産地より早くメークインを出荷し、県央産を全面にPRしたい」と話しました。