ハウスミカン選果始まる 目標119トン

JAながさき県央中部集出荷施設で5月下旬から、2021年産ハウスミカンの選果が始まり、6月1日までに約14㌧を出荷しました。同JAハウスみかん部会は今年、出荷量119㌧を目指します。

初日の選果量は約3㌧と例年並みでスタート。目標に向けて順調に進んでいます。昼と夜の温度差にメリハリがあったことで順調に生育し、色付きや品質は例年より高く仕上がりました。

出荷先は関東、関西、県内。ピークは6月中旬から下旬を見込みます。

同部会の現在の課題は「長雨による浮皮果の発生防止」。ハウスミカンは湿気が多いと浮皮果が増える傾向にあります。今年は梅雨入りが20日程度早く長雨の恐れがあり、同JA営農指導員や販売担当者らはハウスの換気や収穫期の見極めなどに注意するよう呼びかけています。

5月26日、同施設で小規模の初選果式があり、部会員、営農指導員、販売担当者らが参加しました。一田茂樹部会長は「今年は非常に良い仕上がりになっている。消費者に喜んでもらえるおいしいハウスミカンを、たくさん届けよう」とあいさつしました。