JA島原雲仙北西部地区デコポン部会は7月上旬、雲仙市内でデコポンの現地検討会を行いました。
生産者のほ場を巡回し、今後の主要管理などを指導するのが目的。部会員ら、島原振興局、JAの担当者ら約26人が集まりました。
現地検討会後に開いた講習会では、「粗摘果、仕上げ摘果を徹底して、最終着果量1立法メートル当たり約11~12個程度着果させる」として意識の統一を図りました。
同部会の小田清吾部会長ら28人が3.4㌶で栽培しています。1月初旬に寒波が来ましたが、その後の温暖な気候により発芽も早くなり、満開は平年より10日程度早くなりました。着果は非常に多いです。
今後は、果実の形状や肥大の状況を見極めながら摘果作業を進めます。同時に果実に当たる光量を確保するため、芽かぎなど新梢の管理、7月から9月までは樹勢低下を防ぐため灌水を徹底するよう申し合わせました。
同センターの岑幸福営農指導員は、「よく摘果をすることで、玉の肥大も進む。大玉で品質の良いデコポン出荷で、農家の収入増につなげていきたい」と話しました。