「御厨ぶどう」出荷本格化

JAながさき西海御厨ぶどう部会で、6月下旬から始まった令和3年産「御厨ぶどう」の出荷が本格化しています。御中元の需要が高まる7月下旬から8月盆前にかけて出荷の最盛期を迎え、約32トンの販売を計画。県内の市場へ出荷するほか、ゆうパック(ふるさと小包)やふるさと納税のお礼品などで全国の消費者に届けられる予定です。

「御厨ぶどう」は、巨峰、安芸クイーン、シャインマスカットの3品種が栽培され、糖度18度以上にこだわった極上の甘さが特徴。高品質で市場からの評価も高いです。

松浦市の産地戦略で核となる12品目の「松浦の極み」のひとつにも選ばれています。

今年産は、果実肥大期に晴天が続き、生育は昨年より早かったです。日照量が多かったことで色付きが良く糖度も上がり、品質は良好で秀品が多く出荷されています。

近年、幅広い年代で種なしブドウが好まれ、同部会も種なしの栽培を強化。特に皮ごと食べられるシャインマスカットの消費者ニーズが高まっており、年々栽培面積を拡大して出荷量を増やすなどニーズに対応した生産・販売を展開し産地をアピールするとともに、安定価格の維持を図りながら「御厨ぶどう」のブランド確立を目指します。

同部会の吉原靖雄部会長は「今年も果粒のそろった良質なブドウに仕上がっている。生産者が1房1房丹精込めて栽培した御厨ぶどうを、より多くの人に食べてもらいたい」と話しました。