島原雲仙ハウスレモン 段ボール一新でPR

JA島原雲仙東部基幹営農センター管内で、7月中旬からハウスレモンの出荷が始まりました。10月以降に出荷を始める他産地と異なり、7月中旬から出荷できるのが特徴。端境期を狙った出荷を行うことで有利販売につなげています。出荷のピークは8月下旬から9月上旬の見込みで、9月末まで出荷予定です。

マルナンみかん部会施設中晩柑研究会レモン分会が栽培しており、会員数7人、栽培面積1.2㌶と小さな組織ながら、新分会長の小林弘明さんを筆頭に適時出荷、高品質なレモンの出荷に力を注いでいます。

今年産は、天候に恵まれ前年より加温を上げたことにより順調に生育し1週間程早い出荷となりました。病害もあまり見られず、実の太りもよく秀品に仕上がっています。

同分会は、9月末までに前年比120㌫の30㌧の出荷を目指しています。

新しいダンボールはこれまでの白基調と異なり、薄い緑色でデザインされていてレモン専用のダンボールを意識して作られており、市場にマルナンのレモンをアピールしていきます。

小林さんはレモン分会の新分会長として、市場情勢の報告や出荷計画、栽培技術の向上について検討するため、定期的に現地検討会や目ぞろい会を開いています。

現地検討会と目ぞろい会では、果実の肥大状況、収穫開始時期、今後の管理などについて確認しており、小林さんは「単価も前年並みに安定し、今のところ順調な販売が出来ている。今後もレモンに傷がつかないよう気をつけながら、収穫・選別をしていきたい」と話しました。