JA壱岐市ミニトマト部会は8月上旬、島内生産者の各ほ場で「2021年産ミニトマト現地講習会」を開きました。
本年産のミニトマトは生産者17人が作付面積70.8㌃で栽培。品種は「サンチェリーピュア」と「エコスイート」の2品種です。
講習会では農産園芸課の山口優希指導員と松嶋新指導員が、現地で生育状況と、着果の具合や草勢を観察し病害虫の発生についても確認しました。
栽培管理では、ハウス内の状態について注意し、乾燥状態にしないように朝夕の適宜潅水を促しました。そのほかにも、花落ちを防ぐためのわき芽の除去、追肥のタイミングや、品種ごとに必要となるホルモン処理や摘果についても説明。
今年はサビダニやヨトウムシなどの病害虫の発生が散見されているため、病害虫防除についても説明。青枯病や黄化葉巻病の発生も懸念されていることから、発病株が見られた際の適切な対処を呼びかけました。
山口指導員は「今後、着果し収穫期を迎えます。収穫前からしっかりと追肥を行っていただくとともに、わき芽の除去などの管理をお願いしたい。また、病害虫の発生が散見されるので適切な防除を促していく」と語りました。