JAながさき県央小長井支店管内の諫早市小長井町で10月中旬、地元の3小学校の児童による古代赤米の収穫がありました。
柳新田土地改良組合と関係機関が連携し、20年以上行っている取り組み。歴史学習の一環として収穫体験を行い、児童の自主性と自発性を育む狙いです。
同町の長里小学校、小長井小学校、遠竹小学校の5年生30人が参加し、柳新田の8㌶のほ場で手刈りしました。
同組合の馬場正邦組合長が、収穫前に鎌の使い方や注意事項を説明し、一斉に作業を開始。はじめは慣れない手つきだった児童ですが、組合員からアドバイスを受け、スムーズに収穫し終えました。収穫した赤米の品種は「ベニロマン」で、6月に3校の児童が田植えをしたものです。
児童は「稲刈りの大変さを学ぶことができた。収穫した赤米を食べるのが楽しみ」と話しました。馬場組合長は「説明を聞いてまじめに取り組んでくれた。子どもたちの作業がとても早かったので驚いた」と笑顔で話しました。
今回収穫した赤米は、給食で使用するほか、同町にある「山茶花高原ピクニックパーク」などで販売する予定です。