JA島原雲仙 畜産の労災を防ごう 初の説明会

畜産業における労働事故災害を防ごうとJA島原雲仙は10日、雲仙市吾妻町内で災害防止説明会を開きました。

畜産農家と接触する機会が多い畜産担当職員や営農指導員に安全・衛生の重要性を伝え、農家の指導に役立てます。同JAでは初めての試みで、島原労働基準監督署が講師となり、職員ら20人に説明を行いました。

同JA管内では、農家の高齢化とともに畜産業の経営形態も様変わりし、飼育頭数が1~2頭といった小規模経営が減る一方、規模拡大を進める事業体が増えています。

従業員の雇用や作業機械の大型化、多様化が進み、オペレーターにも高い技術が求められるようになり、安全対策の重要性が指摘されていました。

管内で2021年3月に発生した畜産事業者の死亡災害もきっかけとなっています。

同署の土井和喜産業安全専門官ら2人が、畜産現場において発生した災害の発生状況や原因、対策などについて説明。墜落、転落、転倒、挟まれ、巻き込まれなど、実際に起こった災害について職員らとともに検証し、対策を確認しました。

土井専門官は、「労働災害のない安全な職場づくりが進めば、若い人の就農にもつながり、さらに半島農業の振興にもつながる」と話し、従業員の安全教育と事業主の安全対策の重要性を訴えました。