南島原市有家町にあるJA島原雲仙東部基幹営農センターで、1月下旬から高級果実「せとか」の選果が始まりました。
マルナン施設中晩柑研究会せとか分会の会員9人が150㌃で栽培しています。2月末までに、約50㌧を出荷する計画です。
「せとか」は高級果実として市場の評価が高く、毎年、高単価で取引されています。
木にトゲがあり非常に作りにくいとされていますが、研究会の若い後継者らが情報を交わしながら切磋琢磨して栽培しています。
今年度産は、やや酸が高い傾向ながら、糖度も高く仕上がりは良いです。
同センターみかん選果場では、会員が出荷した「せとか」をセンサーにかけ糖度、酸などを計測。手作業で果皮のキズの有無などを確認し、色合いや形を合わせながら丁寧に箱詰めを行いました。
同センターは「腐敗などに気を付けて選果、選別を徹底し、高級果実の名に恥じないような物を消費地に届けたい」と話しています。