ハウスレモン出荷スタート 仕上がり良好 JA島原雲仙

JA島原雲仙東部基幹営農センター管内で7月15日から、ハウスレモンの出荷が始まりました。10月以降に出荷を始める露地の産地と異なり、7月中旬から出荷できるのが特徴。端境期を狙った出荷を行うことで有利販売につなげています。県内でもトップの早さで、この後11月から『天草』、『デコポン』、『せとか』と中晩柑の出荷が順次スタートします。

マルナンみかん部会施設中晩柑研究会レモン分会では、会員数7人、栽培面積1.2ヘクタールで高品質なレモンの出荷に力を注いでいます。22年産は、冬の厳しい寒さに見舞われましたが、加温の調節などによる努力で順調に生育。病気もあまりみられず、実の太りもよく秀品に仕上がっています。出荷のピークは8月下旬から9月上旬の見込み。9月末までの出荷で、前年比110%の35トンを目指します。

分会長の小林弘明さん(32)は、「今年も順調な生育で、出荷も計画通り予定している。今後も選別に気をつけながら出荷を続けていきたい」と話しました。同センターの松尾祐次課長は、「ここ数年価格も安定しており、産地としては苗木の園も多いため、今後は更に生産量50トンを達成できるよう分会の生産管理を徹底していきたい」と意気込みました。