長崎県産米の新銘柄「なつほのか」を広く県民に知ってもらうため長崎県米消費拡大推進協議会(中村功会長)は11月2日、JR長崎駅かもめ広場で、暑さに強いコメのお披露目イベントを開きました。
広場に掲げられた「なつほのか」看板の除幕式の後、関係者が「なつほのか」のパック入りおにぎり200個を配布しました。おにぎりを手にした参加者は、早速ほおばり「おいしい」を連発。長崎市の主婦、菊地みゆきさん(42)は「冷めててもおいしく食べられる。弁当にも向いている」と笑顔で話しました。
「なつほのか」は県内主力の「ヒノヒカリ」に比べ高温耐性に優れ、粒が大きく多収で収穫時期も10日程度早い。粒ぞろいも良く、やさしい甘みと、程良い粘りがあります。温暖化が進み、高温による品質低下が問題となる中、注目されている品種です。「にこまる」を父にもつ「なつほのか」は鹿児島県で開発され、約10年間の試験を重ね長崎県が2016年12月に奨励品種に採用しました。18年度は県北地区、壱岐地区、県央地区などを中心に約230㌶で栽培。今後は県内各地で販売が始まります。
イベント終了後一行は、中村法道長崎県知事を訪ね、新銘柄「なつほのか」を贈呈しました。おにぎりを口にした中村知事は「色つやもが良く、食感も良い。本当においしい」と絶賛した。
写真説明=「なつほのか」のおにぎりを口にする主婦ら