JAながさき西海平戸地区管内で2016年産菜花の出荷が続いています。平戸菜花は、関東緯北では特に人気の食材で評価も高く、女性や高齢の生産者でも安定した収入が確保できます。
同地区では、平戸地区菜花産直研究会メンバー10人が生協との契約販売を行い、主に東都生協や長野生協に出荷しています。また、福岡や長崎、佐世保市場への出荷向けに約50人の生産者が1.6ヘクタールを作付。2月に最盛期を迎え、3月までに生協、市場合わせて約5トンの出荷を見込んでいます。
今年産は、播種後の日照不足による生育遅れの影響で例年より約1ヶ月出荷開始が遅れ、年明けからの本格出荷となりました。病害の発生は少なく、全体的に品質良く仕上がっています。
生産者は、品質・色沢の優れた花蕾が濃緑色で未開花の菜花を出荷前日の気温が低い時間帯に収穫し、束包装、パックや袋詰めで出荷します。
出荷に訪れた女性生産者は「徐々に出荷量が増えてきました。春を告げる菜花をたくさんの人に味わってもらいたい。白和えがおすすめ」と話しました。
写真説明=出荷された平戸菜花(平戸市)