2020年産から新品種「かれん」の試験栽培を開始していたJAながさき県央中部地区トマト部会は、12月中旬から同品種の収穫を始めています。
「かれん」は黄化葉巻病耐病性があり、「食味の良さ」「収量性の高さ」「作業効率の良さ」を兼ね備えています。現在、部会員3人が約30㌃を栽培。数年かけて大きな問題が無ければ栽培面積を広げ、主力品種としてさらなる「収量増大」「所得向上」を目指します。
大村市のハウスで「かれん」を8㌃栽培する早田貴文さん(47)は「これまでの品種に比べて、玉ぞろいが良く秀品率も高い。枝葉の上下間隔が短く、枝が折れにくいためひもで固定する手間が省けて作業しやすくなった」と話しています。2020年9月下旬に定植し、大きな病気もなく順調に生育。現在は週に2回収穫しており、品質は安定しています。
導入して間もないため、部会員が早田さんのハウスに集い定期的に現地検討会を実施。栽培管理や生育状況について情報共有しています。