JAながさき県央中部集出荷施設で6月から、2021年産ハウス桃の出荷が後半戦に差し掛かかりました。
ハウス桃は、5月下旬から6月中旬までの短期決戦です。6月3日には品種が切り替わり、日量300~400パックを出荷しています。
5月下旬から出荷が始まり、終了までに約3㌧を見込んでいます。
今年産は着花率が良く摘果作業に追われましたが、摘果の選択肢が多く良い実を残したことで品質の良い桃に仕上がりました。加えて、春に温暖な日が続いて生育が早まり、昨年に比べ7日~10日早い出荷スタートとなりました。
今年は梅雨入りが昨年より約20日早く、糖度の低下や着色不良が懸念されましたが、同JAハウスもも研究会の一瀬啓司さんによると、梅雨の合間に天候が回復したことで糖度が上がり、着色も良くなっているといいます。
同JA管内でたった1人のハウス桃生産者の一瀬さんは、栽培面積拡大が困難な代わりに品質にこだわり、水や温度管理、摘果などの管理を徹底しています。「順調に仕上がって良かった。収穫時だけでなく、収穫後の管理も徹底し、また来年につなげていきたい」と話しました。