東彼杵郡東彼杵町三根郷にあるJAながさき県央東彼杵茶工場で7月下旬、2021年産ミカン茶計3500㌔を製造し終えました。
そのぎ茶の一番茶(新茶)に続く二番茶、三番茶に付加価値をつけて新たに販売することを目的として、2017年から試験的に製造を開始。4年間の試行錯誤を経て、今年11月からの販売を見込みます。
製造は同町にある株式会社長崎ワンダーリーフと同JAが連携。ミカン茶専用で栽培している青ミカンとそのぎ茶の二番茶、三番茶を混ぜ合わせて発酵させて製造します。
青ミカンの皮に含まれる「ヘスペリジン」が茶の成分と混ざり発酵することで、血圧の抑制や血流の促進などの効能が期待できるといわれています。
製造は①蒸し機を使用せずに水分を切る②青ミカンをすりつぶして茶葉と混ぜる③茶葉を揉む④乾燥、発酵させる⑤仕上げの乾燥をするという工程で行い、乾燥具合や香りを作業員が入念に確認します。
同社の大場和義代表取締役は「青ミカンの鮮度やミカン茶の香りにこだわりながら製造している。多くの人に飲んでもらえるようこれから頑張っていきたい」と意気込みました。