芦辺町の農事組合法人壱岐ゆず生産組合(長嶋邦昭組合長)は9月15日、2021年産の柚子胡椒(ゆずこしょう)の製造を開始しました。
同組合員が栽培している柚子から原料となる青柚子を収穫。約120㌔の加工作業を行いました。
作業では洗浄後、柚子の表皮の傷などを一つずつ手作業で除去。専用の機材を用いて皮をむき、塩漬けしたトウガラシを加えて加工。細切りを2段階で行い、低温熟成することで、青臭さがなくしっとりなめらかな仕上がりとなります。
同組合は1984年創立。今年37年目を迎えました。郷土調味料「ゆべし」の製造からスタートし、現在では果汁飲料「ゆずの香」や「ゆずポン酢」など多数の柚子加工品を製造、JA壱岐市直売所や島内小売店、長崎空港などで販売されています。
長嶋組合長は「昨今のコロナ禍により、販売高に大きな影響がでている。一日も早く経済活動が活発になることを願っている」と希望を語りました。