高糖度系トマトを生産しているJAながさき県央小串トマト組合は、本格的な出荷を前に東彼杵郡川棚町小串郷で規格や品位を統一しました。共同選果後、4月中・下旬にピークを迎え5月までに230トン(前年比118%)を長崎県内、福岡県に出荷する見通しです。
2018年産の品質は良好。1.3キロ入り化粧箱の販路拡大や「小串トマト」の県内認知度を活かし、規格外品を町内直売所と連携することで、産地PRや全量販売、販売キロ単価420円を目指します。
同組合は5戸が2.3ヘクタールで、「味で勝負!」をモットーに水を抑えて甘さや旨みを濃縮する栽培方法を取り入れており、濃厚なトマトが売り。糖度が高めで酸味とのバランスがよい早生品種「華美」が約80%を占めています。
一瀬薫組合長は「生育は予定よりやや遅れたものの、去年より糖度が上がっていておいしい小串トマトができている。また、ふるさと納税によって全国にファンが広がってほしい」と期待しました。
写真説明=生育や品質を確かめ規格などを統一する生産者